Part 6 — 長文穴埋め問題
戦略実践:本番形式の問題で試すPart 5 および Part 6 解法の鉄則この Part は何を測るか
Part 6 では 4 つの文書(メール、メモ、レター、お知らせ、申込書など)に、それぞれ 4 つの空所があります。3 つは語レベルの穴埋め(Part 5 と同じ系統)、1 つは段落の流れに合う一文丸ごとを選ぶ問題です。
合計 4 文書 × 4 問 = 16 問 です。
Part 5 と同じ文法・語彙を問いますが、ディスコース文脈という次元が加わります——正解は、空所のある文だけでなく、前後の文を考慮して決まることが多い。
時間配分
Part 6 は 約 10 分、1 文書あたり 2〜3 分が目安。
問題のかたち
語レベルの穴埋め(Part 5 タイプ):
Please ______ all attendees of the change to the meeting location.
(A) instruct (B) notify (C) distribute (D) consider
正解 (B)。 Notify someone of something は「事実を知らせる」という意味の標準的コロケーションです。Instruct は指示・指導、distribute は配布、consider は検討の意味で、文脈に合いません。
文挿入問題:
______. Please ensure all documentation is submitted by Friday.
(A) We have received your application and will contact you shortly. (B) The deadline for the current phase has been moved up. (C) Our offices will be closed on Monday for a public holiday. (D) The conference venue has been updated on our website.
中核となる戦略
1. 設問を解く前に文書を通読する。
これが Part 5 との決定的な違いです。Part 5 は各文が独立、文脈不要。Part 6 ではある空所の正解が、2〜3 文先や前で言われたことに依存することがあります。30 秒余計にかかってもまず通読しましょう。理解した状態で 4 問に取り組めば、当てずっぽうではなく根拠を持って答えられます。
2. 語レベルの空所:文単位と段落単位の文脈を両方使う。
文だけで解ける空所もあります(Part 5 同様)。一方で、語調(フォーマル vs. カジュアル)、差出人・受取人の関係、文書の目的、すでに述べられた内容に依存する空所もあります。2 つの選択肢が共に文法的に成立する場合、段落文脈が正解を決めます。
3. 文挿入問題:各選択肢を「前文・後文」に当てて検証する。
正解の文は、前文とも後文とも論理的に接続する必要があります:
- 前文の論理から自然に続くか?(主題、代名詞、因果)
- これを入れて、その後の文はまだ意味が通るか?
- 文書全体の目的・語調と整合するか?
矛盾を生む、突然話題が変わる、流れを断ち切る選択肢は削除。
4. 代名詞や指示語を手がかりにする。
空所の次の文が "This change will take effect…" や "These delays are due to…" で始まるなら、空所の文は「change」や「delays」を先に紹介しなければなりません。this, these, that, those といった指示語は強力な手がかり。
5. 文書全体の語調(register)を意識する。
正式なビジネスレターか、社内の砕けたお知らせか。フォーマル文書は正式な語彙、受動態、丁寧な表現を好み、インフォーマルなメモは短縮形やカジュアルな接続表現が混じります。選ぶ語や文は、文書全体の語調に合っている必要があります。
よくある罠
- 文には合うが文書には合わない。 単文だけ見れば完璧でも、文書の目的やそれ以前の情報と衝突する語があります。必ず文書全体と照合します。
- 無関係な情報を入れる文挿入。 不正解の挿入文は、もっともらしいが文書のトピックと無関係なことが多い。文書全体は予算会議の話なのに、選択肢は製品リコールを述べる——文法が完璧でも削除。
- 語調のミスマッチ。 カジュアルな文がフォーマルな法的通知に混入、または硬い受動文がフレンドリーなチームメールに紛れ込む——内容は関連していても、語調だけで判別できます。