Part 1 — 写真描写
この Part は何を測るか
Part 1 では、聞こえてくる文を写真と正しく結びつける力が問われます。1 枚の写真を見ながら 4 つの文(A、B、C、D)を聞き、写真の内容を最も正確に表しているものを選びます。
問題数は 6 問 です。
物・場所・動作に関する語彙、そして時制・主語・場面の細かな違いを聞き取る力が試されます。
問題のかたち
たとえば、女性が机に向かって書類を見ている写真があるとします。次のように聞こえます:
(A) A woman is typing on a keyboard. (B) A woman is reviewing documents. (C) A woman is standing near a window. (D) Papers are being filed in a cabinet.
正解は (B)。女性は座っており立ってはいない、キーボードもない、誰もファイリングしていない、からです。
中核となる戦略
1. 音声が始まる前に写真を見ておく。
ディレクション(指示文)が読まれている間に数秒の余裕があります。これを使い切りましょう。主体(人、集団、物、場面)、何をしているか、どこで、背景の目立つ要素を確認します。頭の中で粗い描写を一文作っておきます:"A man is standing at a counter indoors, looking at something in his hands." 音声が流れたら、あなたは「照合」しているだけで、「初めて気づく」ことはありません。
2. まず主語を聞き取る。
各文の主語——人、集団、物——は文頭か文頭付近に来ます。写真に女性が 1 人しか映っていないのに "Two men are…" と聞こえたら、即削除。主語を素早く照合できれば、残りの情報処理に集中できます。
3. 「動作 vs. 状態」のずれに注意する。
頻出のひっかけが、被写体が「していないこと」を述べたり、進行中・完了の区別を間違えた選択肢です。"A woman is reading a book" と "A book is lying on the table" はどちらも同じ写真と関連し得ますが、正確なのは片方だけ。
4. 物を表す受動態に慣れる。
Part 1 では受動態で物を描写する文がよく出ます:"Chairs have been arranged around the table"、"A sign is posted on the wall"。これらはしばしば正解。耳慣れないからといって弾かず、素早く処理できるよう練習しましょう。
5. 完璧な答えを探すより、不可能な選択肢を消す。
不正解には必ず写真と矛盾する要素があります——主語が違う、動作が違う、場所が違う、人数が違う、状態が違う。「聞きながら消す」ことを習慣化し、4 つすべてを聞き終えてから決める癖をやめましょう。
よくある罠
- 似た音の単語。 写真に写っているものと似た音だが意味の違う単語が頻出します。shore(岸)が写っているのに選択肢は store(店)、reading している人なのに leading を含む選択肢、など。語末まで集中して聞き取ること。
- 部分的に正しい選択肢。 人物と場所は合っているが、動作が違うパターン。"A man is writing at a desk" でも本当は reading なら不正解です。
- 背景の細部の罠。 写真に確かに写っているもの——椅子、窓、棚——を描写しているが、その描写自体が誇張・不正確。棚が満杯でないのに "Shelves are fully stocked" とあれば不正解。
- 人が写っていない写真。 物や場面だけの写真もあります。その場合、人を主語にした選択肢は自動的に不正解。最初に人がいるか確認しましょう。
重点的に押さえる語彙
- 動作: adjusting, assembling, carrying, examining, facing, loading, placing, pointing, reaching, sorting, stacking, wheeling
- 物の状態: displayed, gathered, mounted, occupied, parked, piled, sealed, stacked, stored
- 位置: adjacent to, along, beside, beneath, in front of, on top of, opposite, throughout
- 屋内外の場面: aisle, corridor, counter, courtyard, dock, hallway, platform, staircase, walkway